窖窯焼成に参加したこと


ある日、「窖窯を焚きましょう」という手紙が届いた。
昨年の公民館祭りのとき、案内のメールを近所ではないのに出してしまったら、
ちょっと遠いのに、ちゃんと見学にきてくれた人からだった。
これは、参加せずばなるまいと、指定の日に作品搬入したところ、
事情によって窯焚きが延びた、昨年の10月末のことである。
丸沼芸術の森102801
埼玉県朝霞市にある丸沼芸術の森、この中に丸沼陶芸倶楽部があり、
灯油窯数基と窖窯を所有。
穴窯1028011
内径、間口1.7m位、奥行き3m位
穴窯1028021
歳が明けてから再び連絡があり、
窯詰め、3月10日、11日。
焼成、3月16日〜20日。
窯出し、3月25日、ということであった。

窯詰めには参加せず、3月18日夜から19日にかけて焼成に出かけてきた。
穴窯焼成0318a 穴窯焼成0318
焼成開始より40時間で1200℃を達成、私が顔を出したのが60時間目。
大体1210℃〜1220℃に達すると温度が下がり始めるので、薪を投入。
すると1170℃〜1160℃位まで1度下がってから再び温度上昇。
これを大体15分間隔で繰り返す。
たくさんたまっている熾きをときどきかき混ぜて、灰を飛ばす。
のぞき穴031801 のぞき穴031802
窯の両サイドについている覗き穴から、小割りにした薪を投入。
窯の奥まで灰がよく行きわたるように。
覗くと下に作品が見えるので、薪があたって壊してしまいそう。
引出し031805 引出し031801
中の様子がどうなっているか?色見を引き出そうとしたが、
棚にくっついて動かない。仕方なく小ぶりの花器を引き出した。
引出し031802 引出し031803 引出し031804
籾殻の中に入れて冷ます。
籾殻に触れているところは炭化していく。
花器0319a
直径15cm、高さ13cm
花器0319b
よく自然灰釉が掛かり、流れてビードロも出ている。
うまいことに釉がかかっていないところが炭化したので見事な景色になった。
期待が一気に高まってしまう。
このあと焼成78時間目まで窯焚きに参加。
高揚した疲労感を持って家に帰る。
最終的に90時間まで焼成して完了。

3月25日、いよいよ窯出し。
一緒に作品を預けてある須惠の会の仲間を誘うが、都合つかず、残念。
穴窯032501
集まってきた30余名の期待を背負って鎮座まします窖窯。
温度計は54度。
窯出し032501
開いた瞬間、おお〜ッとどよめきが走る。
正面の作品は灰がよく被り、熾きに埋まって炭化してすごい景色.

段階的に作品を外に出していきます。その様子。

焼けた作品032501 奥の棚032501
いろいろな作品が誕生、右は奥の棚、備前風だ。
灰釉032501 灰釉032503
灰釉032504 灰釉032502
いろいろな灰釉の流れ。
さて自分の作品がどうなったかというと、
徳利032501c
徳利、直径12cm、高さ16cm
徳利032502b
徳利、直径13cm、高さ16cm
どちらも同じ信楽並漉で成形、普通に焼いたらただ白くなるだけなのに、
この焼き上がりに感激。
左は奥の棚で緋色が出てごまを被って備前風、
右は薄く緋色が出て灰をうまく被った。

窯焚きを楽しんで、その上いい作品が取れれば言うことありません。
また是非誘ってくださいね!






ここでちょっと復習。
今までのページの索引をつけておきます。
網の上で素焼きをしていた。鍋の底が抜けてアルミのインゴットが出来た。
缶の中で本焼き、ドライヤーの距離と時間の関係。
焼き締めぐい呑み茶碗にチャレンジ素焼きに籾殻焼きを導入。
吉田明氏の自作七輪織部にチャレンジ織部に再チャレンジ
ランチ織部が発色?
籾殻灰釉がうまく溶けない籾殻灰釉を工夫三島
 自作七輪。 茶碗にチャレンジ。
戸板市。 中学生がチャレンジ。
2回目の戸板市。 NTV 「さわやかニッポン」の取材
NTV 「発想自由人」の取材
七輪陶芸・始めてみよう・@準備A素焼きと本焼き
オリジナル・ネームプレート(直径10cm)のご注文受け賜わります



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