七輪陶芸のこと 09

もうじき師匠の窯で作品を本焼する。
できあがってくるのを楽しみにしている。
織部の緑を見たくてチャレンジしていたのだが,
前回の七輪陶芸でも織部釉が緑色に発色しなかった。
(七輪陶芸08を参照してください)
今回織部はごく少し彩りに使う程度にした。
灰釉の発色が悪かったので,
楽の透明釉に混ぜる籾殻の灰をあく抜きした。
市販の黄瀬戸と灰釉(薄緑)というのを手に入れたので
前回に引き続き試して見たい。
10度目の七輪陶芸
炭で火を起し石炭を入れると煙と臭いがすごい。
カミさんは裏のお宅の屋根が見えないわヨという。
子供は学校から帰ってきて50m手前からにおうという。
そのうち近所から苦情が出るかもね。
しばらく煙った挙句気化ガスにボッと火が入る。
まず井戸赤に籾殻灰釉を掛けたものを焼いた。

よく溶けている。

グレーの基調の中に白っぽいブルーに発色した部分がある。
沓形をイメージしたが形がいまいちだ。
前回釉が縮れて土と相性が悪いのかと思われた黄瀬戸,
井戸赤に白化粧したものに掛けた。

問題無く溶けた。

釉の掛かり方が少し薄い。
還元がかかっている性で黄色くならず,薄い茶色に近い。
少し釉を厚くして見ると。

写真ではわかりにくいが渋いグリーン。
土は信楽並漉。
並漉に灰(薄緑)を掛けて焼いた。

中側の釉が溶けていない。
石炭のガラが溜まって入れられる石炭が少なかったせいかと,
一度七輪の中をクリアにして焼きなおしたが,
やはり内側の釉が溶けない。
石炭の上に下向きに直置きして再度焼きなおす。

ようやく溶けたが,溶けた釉が口辺に流れて
石炭ガラとくっついてしまった。

透明なグリーンのビードロが出てきれいなんだが,
口の部分ががさがさで形もいまいち。
さてこれが焼成中の昼食。
記録を取りながらローストビーフトーストサンドと赤ワイン。
七輪を気にしながらトーストサンドを作ってきて,七輪のそばで食べる。
急がしいったら。
どこに入ったか判らない。
今回10時から4時まで休み無く10回焼いて,
焼き直したのがあったので焼けたものは6個。
形が気に入らないものが多かったようだ。
新しくぐい呑みを作り始めたが,
今回用に素焼きしたぐい呑みが残っているので、
次回はそれから焼きはじめる事になる。
次の月曜は師匠のところで本焼きのための釉薬掛け。
本焼きは殆ど一年ぶりなので,焼きあがりが実に楽しみなのです。
出来あがったら「陶芸をやっているとたまってくるもの」
のページでリポートする積り。